電気化学トップ研究者インタビュー 第二回 藤嶋昭先生

トップ研究者インタビュー 第二回 藤嶋昭先生

光触媒技術の生みの親であり、この分野の第一人者である、東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭先生のインタビューをお届けします。

藤嶋先生のご研究は、大学院在籍時に、ゲリッシャー先生の「半導体を水に入れて光を当てるとどうなるか」という論文に、強い関心を持ったことに始まります。その論文を読み解き「光に反応しても溶けない物質」を探し出す研究に没頭されます。

そしてついに画期的な発見をされます。それは、水の中に入れて光を当てるだけで酸素と水素が発生し、しかも溶解しない物質とその優れた機能の発見です。
この発見は、有名なNature誌に掲載され、有益な研究として高く評価され、多くの関心を呼び、光触媒研究のスタートとなります。

現在では、光触媒技術は外壁のコーティングや空気清浄機などに広く利用されています。
藤嶋先生は、水質浄化や医学分野への応用など、光触媒の新たな活用も継続して探究されています。
また、インタビューでは藤嶋先生が科学の道に進むきっかけとなった、偉大な科学者マイケル・ファラデーの業績について、熱く語られています。

藤嶋先生は電気化学を学ぶ皆さんへ「電気化学の領域の研究は大変重要です。ファラデーから学び、ファラデーを超える研究者になってほしい」とメッセージを送ります。
現在もなお、光触媒の新たな可能性を信じて邁進する藤嶋先生のインタビューをぜひご覧ください。

インタビュー内容

  • 酸化チタン光触媒開発の成功につながったきっかけ
  • 酸化チタン光触媒が今後、どのように社会を変えていくのか
  • 藤嶋先生、マイケル・ファラデーを語る
  • ご自身の経験をもとに若手研究者・技術者へメッセージ

© The Electrochemical Society of Japan

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